第一回 真広島長崎平和集会 宣言文

 

第一回真広島長崎平和集会宣言 

 
86日広島の核攻撃被災記念日を迎えるにあたり、国民として国の平和防衛問題を正面から考える集会を、核被災地広島市で開催いたしました。この集会は、世界最初の核被災都市で、被災した私たち国民が歴史の真実を基礎に、郷土ならびに国を愛する心で開催される歴史的な行事となります。
本集会の目的は、戦後65年続いた国防問題の思考停止を終わらせ、今後の国の真の平和安全意識の確立にあります。私達は帝国主義者でもなければ軍国主義者でもありません。日本とアジアを愛する普通の国民です。私達を脅かしている現実の脅威を憂いている平和主義者です。
日本は唯一の核被爆国ではありません。しかし20万もの国民が虐殺された最初の核被害国として、世界の核兵器の脅威を憂いています。とりわけ中央アジア、シルクロード楼蘭周辺での未曾有の核爆発災害を憂い、その隠蔽を許しません。さらに日本を標的にした中国共産党の核弾道ミサイルの配備、そして北朝鮮の核武装化を、危険視します。
従来の“反核平和”団体は、歴史的に米国の軍事力に対抗するソ連や中国の核武装を擁護する発言がありました。さらに、北朝鮮による拉致事件を黙認、そして、楼蘭周辺やチベットの地での148万人以上が死傷したと推定されている中国共産党による核の蛮行ならびに、その核ハザード地帯への危険な観光問題に知らぬ顔であります。それら団体を、反核兵器や平和主義を唱える団体とは呼べません。しかも、これら団体は、我が国技術陣の世界最先端を進む平和的核技術の研究開発にも反対しており、この国益に反する行動も容認できないものです。
北朝鮮は核武装化に進んでいますが、それ以上に我が国にとっての脅威は、日本を標的にしてメガトン級の核ミサイルを配備する共産党独裁覇権主義の中華人民共和国です。私たちは、この軍備拡大路線を邁進する隣国を危険視します。この危険は、東シナ海での中国のガス田蹂躙開発や中国海軍の領海侵犯をみれば明らかです。
私たち国民は、偽装された反核平和運動により本当の国家的脅威から、長年にわたり目を塞がれてきました。その偽装運動の拠点が広島・長崎にあるのを知っています。
広島平和公園に設置されている碑文「安らかに眠ってください 過ちは繰返しませぬから」は、占領軍演出の東京軍事裁判の自虐史観そのものです。その上、この碑文は核兵器保有国の核攻撃を容認するもので、いかなる理由があろうと容認できるものではないのです。
本集会に結集した私たち国民は、広島と長崎で核攻撃の犠牲となった人たちの無念を思うと同時に、核兵器保有国の蛮行を認めるわけにはいきません。軍事力拡大路線を続け、21世紀の今もなお植民地主義の覇権国家であり共産党独裁の中共に、日本は飲み込まれつつあります。この未曾有の国難を前にして私たちは、第一回真広島長崎平和集会において本文を宣言し、次の行動を提起します。
 
1 中国共産党によるシルクロードでの未曾有の核の蛮行を国際社会に訴える。
 
2 楼蘭周辺を観光した日本人核被害者の問題を、NHK公共放送の反国民的報道姿勢への抗議と合わせて、
  広く社会に訴える。
 
3 日本を標的とした中国の核ミサイル配備の問題、そして北朝鮮の核武装化を危険視し、この種の問題解決のため、タブーなき安全保障問題の検討を行う。
 
4 我が国の主権と平和を脅かす、東シナ海での強硬ガス田開発などにみられる中共の領海・領土侵犯と、民主党現政権が企てている売国法案や、平和運動を装った反米・反基地工作などの間接侵略から日本を守るために、侵略されつつある厳しい日本の状況を国民に伝え、国民の国防意識の喚起に取り組む。
 
5 核兵器保有国の使用を容認し、東京軍事裁判が作り出した自虐史観を修学旅行生に植え付ける有害な広島平和公園の碑文を撤去するまであらゆる運動を展開する。
 
第一回真広島長崎平和集会参加者一同
平成22年8月5日